2018年5月12日土曜日

ネットの記事のびっくりレベル 

ネットの記事で金を貰っている自称「記者」の皆さんの記事のレベルが最近私の目にもこれは酷いと思える様になったなと感じます。

特に経済評論家とか言う連中の記事の質は「これでも売文家か?」というのがゴロゴロあちこちに目立つようになった気がします。日経などの記事であれば「通常は」ある程度の質が担保されているようですが、最近はそうでもない記事が本当に目立つ。

無論、不偏不党などというものはマスゴミの記事には最初から期待しませんが、少なくともその分野に関して背景を良く知らない人が、検索結果から辿り着いて「真面目に」読むような記事はデータに則って書いて欲しいものだと思うのですが、無理ですわな。

特に我々が関与する世界である「健康」に関する記事は、新聞記事の頃から何時までたっても騙され続ける一部の爺さん婆さんは別として、真剣に加速や自分の明日の命のために健康に関する情報を求めている人にも売文家がミスリードするようなことは極力減らさなあかんと思うんですけどね。
特に大マスゴミ様はデータを出さずに文章書いてそれを売りに出すのはいい加減止めなあかん。

私達医師が論文を書くときには全ての主張のもとになるデータは厳しい検証を経て上梓されたあと(peer review)キチンと世界中から再検証を受けるわけで、日本であろうと世界各地であろうと嘘のデータで嘘の主張をした連中というのは科学や医学の世界に居場所がなくなるわけです。

ところがこのXXXX評論家とか、自称XXスペシャリストと言う人達は誰の検証を経ることもなく(少なくとも私にはそう見えるのですが)文章に値段をつけて雑誌やメディアの権威(名前に権威があれば幸いですが)の名のもとに読者から金を回収しているのですから、それを買わされ文句を言わない人達は羊のように大人しい物分りの良い良識のある方々なんでしょうね。しかも、この文章を書いた人達は罰を受けることもない。

日経の医療に関する記事は技術解説の記事以外では本当に大丈夫?編集長ちゃんと記事読んで出版を許可してる?というような記事が多くてびっくりしてしまいます。(アサヒその他はまあ、スポーツ新聞以下の事実記載率ですので論評自体する気も無いレベルですのでそれらについては何も書きませんが。)

本物に限りなく近づけて重要な部分をデータ無しの主観で結論付けるような際どく且つ悪質なミスリードは本当に止めてもらいたいもんです。

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