2017年7月18日火曜日

感染症ラウンドに出席

今日は仕事の終了時間を一時間早めにして副院長先生から頼まれた他院で行われる感染症ラウンドに参加してまいりました。

特に医療行為に限らないと考えますが、何でも”他の所・他の人”を観察することによって己の働く環境やシステムと比較し、その長短を考察するのは大変ためになることです。
自分達では思っても見なかった切り口でシステムが運営されていたり、同じように運営されていてもその背景にある哲学は異なっていたり、その様な差異を自分達の視点の中に取り入れて北極星がどこにあるのかを常に見失わないようにすることは大切だと思います。

今回は緑市民病院の内科にお邪魔してのラウンドでしたが、この病院私は初めて伺ったのですけれども、感染症対策チームの中核となる少数のドクターと非常に勉強熱心なナースが居らっしゃって「なるほど、なるほど」と思うことしきりでした。

ただし、このようなラウンドではその時ラウンドを主催する病院にしてみれば”足りない所”を指摘してもらうのも賞賛してもらう以上に遥かに大切なことで、そこをいろいろな角度から見て指摘せねばなりません。
私の病院からは四人の人間が出席し、それぞれの役職の立場から幾つかの話をさせていただきましたが、基本的に病院の運営側は限られた予算の中で大変な智恵と工夫を重ねていることがみて取れました。まあ、この点は何処も同じですね。

しかし、出席して思ったのは改革の最大の難所・難敵は医師自身なんだな・・・と改めて思わされる逸話揃いでした。w

以て他山の石とせねば。

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