2017年4月23日日曜日

天才は天才を知る

今日の一番は今まで実際に個人的に目撃した数々の勝負事の中でも、有数の出来事となること間違いない瞬間でした。

リアルな放送をAbemaTVで見た方も多いかと思いますが、あの加藤一二三先生の記録を62年ぶりに破って最年少プロ入りを果たしたマダ14歳の藤井聡太君(既にプロ四段!)という恐ろしい新人ですが、現時点でプロ入りから”既に”13連勝中というこれまた規格外の怪物です。

この少年は我が家からそう遠くない名大のキャンパスの脇にある学校に通っているとのこと。瀬戸の出身とのことなので、多分通学その他で我が家の前の道も確実に通ったことがあると思いますが、もうこのレベルになるとスーパースターですよね。
Yahooニュースより
7番勝負の2番目以外は全部勝ちその何れの相手も皆今の時点で何らかの輝くものを持つ相手ですから実力は本物です。将棋では現在の日本において神の如き存在である羽生先生をして「すごい人が現れたな」というお言葉を述べられておりましたが、この言葉は7番目の羽生三冠を破った時の藤井四段の素人目にも危なげなさそうな勝ち方を見ていると、何のお世辞でもない羽生三冠だからこそ真の意味で感じ取ったもののある言葉だったのだと思います。

無論、我々のような下々からは想像もつかないハイレベルな頭脳戦が繰り広げられた結果ですからお互いが見ているもの、見えている世界というのは深さも広がりも全く数次元違うものだとは解っていても、驚き以外の何物でもありませんでした。彼の得意な詰将棋などではい既に驚くような逸話がゴロゴロあるようですが、皆様もそれを読んでこの四段のハイパーさを感じ取って頂ければと思います。

このあどけない少年のインタビューでの受け答えを見て感じたのは、一言でいうと「若くして何と老成した受け答え!」というものでした。これだけの勝ちをしたあとでも、大先輩の面子を一つも汚すこと無く丁寧に応答している様は既にして大人(たいじん)の風格があり、マルチ・タイトルホルダーになるであろうことを現時点で素直に感じさせるものだと思いました。

しかし、こういった強い新人の出現も明らかに歴代の先輩方の戦法の研究と戦歴の積み上げ、そしてネットでアクセスできる膨大な量の棋譜等の存在があったからこそだと私は素直に思います。
これからも時代を超えてAIを打ち破る棋士が存在することを証明して欲しいと思っていましたが、この超新星ならもしかしたら?と思わせる日本期待の頭脳では無いかと思わせてくれました。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

日本の若者の活躍が凄いですね~(先日は卓球の平野美宇ちゃんの報道もありましたし。)
見ていてまぶしいっっ!!
オバサンも嬉しいわ・・・

small G さんのコメント...

そう言われてみるとあとスキーのワールドカップで破竹の勝利を続ける伊藤、高梨の両選手もいるし、サッカーの久保建英選手もいるし。
あの野球の大谷だって実はまだまだ22歳。ヤングもいいところですよね。(ドでかいけど。w)

体の動かぬ(もともと運動の苦手な私の代わりに!)オッサンにいい夢見させてくれ〜!と言っておきましょう。