2015年3月25日水曜日

日本のインチキ奨学金はやめて、本物の奨学金を!

日本が金持ちだなんてまさかの勘違い。特にGDPにおける教育への国家の投資割合に関しては完全に後進国。

日本における学生ローン貸付金機構のヘッドが、包み隠さずそのあたりのことを話している記事が出てきました。
記事の刺激的なタイトルは「大学にさえ行けばいいなんて、イリュージョン」というもの。
正直に言うと、このおじさんは実に正直な人だと思います。公的機関のトップとしては正直すぎるくらい。w

多分、文部科学省の人間なんかはこの記事読んでその通りとは思いつつも、それはあんたが言っちゃいかんでしょうと顔を赤くしたり青くしたりして焦っている人もいるのではないでしょうか。
日経の誘導尋問の仕方もなかなか用意周到なところがありますが、このおじさん結構自分のこれまでの人生に自身がある肚(はら)の座った人なんでしょうね。じゃないと、この組織でトップについていてこういった発言はなかなか出てこない。事勿れ主義の人間ではこれは言えないでしょう。

一言で言えば、大学は出たけれど、、、と言う台詞は戦前の大不況の時とは更に意味(というより質)が変わってしまっていて、今どきの多くの名も無き底辺私大の学生の学力というのは当時の大学生とは比べるべくもない低質のもの。
実際に身近で話した愛知のとある大学の学生は、まず本は読んだことはないし話の拡がりはほぼ身近の友達と遊びの話で終わってしまうという感じ。哲学や歴史の話をしようという気には全くならないような無知の中学生に見えました。
内心、こいつが大学生とか言う称号を持つんだから後は推して知るべしか、、、と感じてしまいました。

これでは就職先も「たとえ出来たとしても」知れてるし、「知識のデベロップメントという意味では」大学教育における将来の伸び代なんて無いわと考えてしまいます。こんなのが大学生とか言ってるんだからそりゃもうちょっと人を選んで奨学金をやったほうがいいかもね〜と思うのは私でなくとも考えてしまうんじゃないでしょうか。求めているのが「今の」日本の大学生に対する一般的な品質であれば、こういった連中は特に大学に行く必要は何も無いと思います。(その居間の日本の大学教育が良いかどうかというのは全く別問題ですが。)

分野にこだわらずポテンシャルのある人間、そしてそのポテンシャルを活かして己の得意な所を伸ばそうとする人間にゆるめに集中して投資していったほうが日本の「産業構造」的には最も成功する「効率的」投資なのかもしれません。その上で、その人にとって何の意味の無い大学なんぞ行かんでも、成功する人・普通に楽しく生きてる人達など、掃いて捨てるほど居ることをもっと大々的に教育していくのは大事な国の事業の一つではないかと考えます。

それにしても情けないのは日本が国家として、そして企業や大金持ちが教育に対して出すエイドの少なさよ・・・。どうにかしてこれを節税という方向で企業や高額所得者がお金を使えるように出来る方向に持っていかなければイカンよねと考えます。

少なくとも一部の大金持ちが(売名だろうが、死ぬ間際の名誉だろうが構いません!)喜んで税金を払えるシステムにしてしまえばいいんです。それを大々的に報道してやれば、税金を殆んど払っていない人達も税金を払っている人達も多く場合は双方向に丸く収まりませんかね〜。

それにしてもこの学生貸付ローン。皆できるだけ借りるなよ〜!後で苦しいよ〜。

人気ブログランキングへ

0 件のコメント: