2014年9月27日土曜日

御嶽山爆発

お御嶽山が突然爆発して多くの方々が犠牲になられたようです。
お亡くなりになられた方とその御家族の方々のお気持ちは外部の者には決してはかることも出来ません。
せっかく楽しみとして週末に登っていった御嶽山でまさかこんな恐ろしい目に合うとは。しかも、被害にあった方々を責められないのは全く今回の全長がなかったらしいということです。

しかし、しかし、その上でどうしても考えてしまうのは、スマホで撮影した画像をYoutubeにアップしている画像が早速ニュースになっていたことでした。正直な所私はそれを撮影する撮影者の危機感の無さと悠長さに逆に驚いてしまいました。危機感のセンサーが壊れていたのか・・・。

自分にとって火山というのは「何時爆発するかわからない恐ろしいもの」という感覚しかありません。
というのも、医学部最後の年に長崎の雲仙が爆発を起こし、繰り返す火砕流で医学部全体がその患者さん達の受け入れで大変だったことを覚えているということがまず一つ。
そして火砕流や噴煙がどれほど恐ろしいものであるかは、繰り返し繰り返し放送された悲惨な画像で頭のなかに嫌というほど焼き付いているからです。

今回、噴火したあとの噴煙を悠長に下から撮影している人の恐るべき画像を見ながら、画面に向かって思わず舌打ちしながら「馬鹿!!! 走れ〜!走らんか、この馬鹿が〜!荷物全部捨て全速力で下に向かって走りぬけんか〜!」と言ってるうちに撮影者がアッという間に煙の暗闇の中に取り残されてしまうのを見て呆然としてしまいました。

これを撮影した人はきっと大丈夫だったのでしょうし、走っても走っても所詮、荒れた岩場の上では走ることの出来る距離は限られているでしょうが、それでも1メートルでも麓に向かって走るのは命を守るための基本動作。
運が悪いと言ってしまえばそれまでですが、これがもし火砕流だったら、この画像自体が存在しなかったはず。

この噴火の直前にTwitterで火口の様子を投稿していた人がいたというような報告がネット上に出回っているようですが、この方が無事であることを心から祈るのみです。
やはり自然の脅威の前には人は余りにも小さく無力なんですね。。。

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2 件のコメント:

CHICHI さんのコメント...

御岳山の噴火には驚きました
子供のころに濁河口から1回
二年前に黒沢口から1回の計二回登っています
濁河口からの時は、頂上近くで突然の雨に見舞われ、
子供であった私と妹そして祖母は頂上を目の前にして、山小屋で両親・叔母の帰ってくるのを待つことになりました
当時小学2年生でしたが、登るにつれ植物分布が変わること
そして、突然の雨
中区で生まれ育った私には、自然の不思議さ大きさを知る機会となりました

二年前は、珍しく一日中晴天に恵まれ(最近の異常気象で、一日中晴れている日は、殆どないそうです
2010年に挑戦した際は、登り始めて1時間ほどした時、突然の大雨で山道を雨水が滝のように流れ、途中で引き返しました)

二度登山したことのある山
あの非常事態の中で山を下りる困難さを考えると胸が痛くなりました
特に黒沢口は、岩場の連続
天気のいい日に考えつつ足を置いても足の置き場によっては、
石車にのってしまい、怪我をする可能性があります
一刻一秒を争う状況下で下山する困難さ

多くの山小屋が今月末から来月上旬には閉鎖
一般の人が登るには、ラストチャンスに近い日に起きた事故
紅葉が始まり、美しい季節であっただろう御岳山で
多くの方が命を落とされましたこと
ご冥福をお祈りいたします

small G さんのコメント...

CHICHIさん、

実際に二度も登られたことがあるんですね。
私は木曽御嶽山というとどうしても日航機事故のイメージしかなかったのですが、登ったら美しい山なのでしょうね。

しかし、日を追うごとに出てきた犠牲者の大きな数字は見ていて暗澹としますね。
頂上には未だ収容できず収容しきれない御遺体を救助隊員が危険を冒してレスキューをしている映像が流れていますが、二次災害等が起きないように祈るばかりです。