2014年4月10日木曜日

アメリカを去る彼ら

今日は夕方から、私が居たアメリカの大学でポスドクとしての仕事を終えられて日本の大学の医局に戻られる先生と、その奥様を誘ってアメリカで最後の夕食会を我が家で開きました。

既に日本に戻られた他の二家族の方々とも何度も我が家で御飯を食べたりお酒を飲んだりしてきましたが、いよいよ最後に残った彼ら夫婦も、シェナンド周辺での小旅行を最後に既にホテル住まいに切り替えをして、明後日にはアメリカを去ります。

夕方碌時半過ぎには我が家に到着し、早速ビールと料理で歓待しましたが、やはりこれがアメリカで会える「とりあえずの」最後かと思うと寂しい気持ちになりました。
こうやって我が家も何十回となく新しく来た人達を迎えたり、去っていく人達を送り出したりということを繰り返してきたわけですが、我が家自身も私のアメリカからの日本逆単身赴任、そして数年後には起きる嫁さんと息子の日本帰国というイベントがありますので彼らのことを送り出すだけでは済まない訳ですが、こうやってコミュニティーが移ろっていくのだなと思うと感慨深いものがあります。

十年なんていう月日はあっという間に過ぎてゆくものですが、今までに出たり入ったりしていた人達の事を一人ずつ思い出すと、あの人この人と懐かしい人達の顔や立居振舞が思い出されて本当に懐かしいばかりです。

しかしこうやって一旦別れた人達とも、再び日本で出会い色々と話す機会もあるわけですから、実はこういった一時の別れも、再び出会うための文字通り「暫しのお別れ」となることが多く、結局は気の合う物同士で再び会うことになるのだろうなと思っています。

異国の地で出会った者同士というのは利害関係や社会的な肩書を越えて助けあうことが必然的に多くなる為、みんながツマラナイ利害関係無しで過ごせて本当に良い感じの関係を築くことが出来るのが嬉しいですね。
また日本に戻ってもみんなで御飯を食べながら、地元の美味しいアルコールを酌み交わしあう日が訪れる日を愉しみにしています。

今日の若夫婦達とも夜遅くまで話に花が咲いてとても良いアメリカ最後の時間を過ごすことが出来たのでは無いかと思います。日本に戻っても仕事を続けられて、大輪の花を咲かせてくださいね!

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