2013年9月10日火曜日

年金はあてにならないな~

日本の年金が将来的にあてにならないことはずっと前から判っていましたが、今後の減額の速度っていうのは現実の財政状況に合わせて物凄いものですね。それはもう年金を頼っての生活など絶対に無理っていうのが誰の眼にも明らかなくらい。
絶望的なくらいの金額しか出てこない試算結果がでているのをあちこちのウェブ・サイトで見ることが出来ますが、大体、払い込んだ額より大幅に沢山の金が毎月もらえるなんていう聞いたこともないようなシステムが組み上げられたということ自体が国家ぐるみの大規模詐欺じゃないかと思うんですが。

同じ65歳を迎えた時に、現時点では受取が15万円台の今の70歳男性と、現在30手前の人間が同じように65歳を迎えるときにそれがいくらになるかという試算比較があるのですが、何とそれがたったの七万円代の半ばにまで下がるという、、、。
しかしこの状況で更に悲惨なのは、より深刻な国家の借金のお話を解決するには国家財政や経済の状況に合わせたスライド式の増減が着実に実行されなければ政府が10年ほど前に自公でまとめて唱えた年金の100年安心プランっていうお題目自体が跡形もなく吹き飛んでしまうんじゃないかという恐怖。(実際、もう無理っぽいんですが。)
あのプランの前提になっている物価上昇率、名目賃金上昇率、名目運用利回りなんて言う数字自体がシステムをつくった年からぶっ壊れているのにそれを改善しないという事自体が詐欺であることの確たる証左ではないかと思うんですけど、、、。

個々にはそんなことはないという反論を載せた文章をpdfで出している公明党(やっぱりお前らかw)の人間もいるんですが、この人の説明だとそもそも世代間格差を論じること自体がおかしいというこれまたおかしな話になっていてしまっている上に、この人の説明をもってしてもやっぱり国民年金に関しては惨めな額しか貰えないのは間違いないようで、年金をかけたこともないのにバンバン金をもらっている超高齢者、そしてびっくりするくらいの少額の払い込みでやっぱりたくさん貰っている後期高齢者群(私の両親も突入しましたが)の事実をみると、やっぱりどんな言い訳を読んでも釈然としませんな~、、、。
だいたい「安心して」過ごせる老後という話を前提にすれば世代間格差の大幅な増大、しかも負の方向への大幅下落ということを許す状況というのを大幅にかつ急速に改善していかないのは我々の世代から若い人達を見ても不公平というような生易しいものではなくて「収奪」という名の犯罪だと思います。

制度を「もし」本当に正しい骨組みのもとに存続させようと本気で考えているのなら、既得権や票の流れを気にしない一気呵成の勢いでシステムの全面改正をやる必用があるはずなのですが、今の政権もこれからの政権も、票を気にしている間はそんなことをできるとはとても思えませんし、、、。
首相と政権が確実に一回ぶっとぶ位の覚悟で改革に踏み込まないといけないはずなんですがここは私自信をもって「無理!」と言い切りましょうか。年寄りの政治家自体が自分の党を支える高齢者達の票が怖くてやるわけ無いし。w

やっぱ年金で生活を支えられないとなると、これは乞食・ホームレス、生保の選択肢しかなくなってくるわけで、 やっぱ自分の尻は自分で拭えっていういつもの基本原則に戻るんですかね、、、。

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