2012年8月13日月曜日

実験とコントロール

休みの度に遠出していてはガス代もその他のお金も続かないので今日は家で色々と雑事の片付け。
とはいっても、嫁さんと娘達は友人たちに会うためにShort pumpのモールへ出かけて行きました。息子と二人で家で留守番だなと思っていたら、息子は息子で疲れたらしく、部屋の中の犬小屋の前で、僕と一緒にいつの間にかスヤスヤと眠り込んでしまいそのまま5時間以上も寝ていました。
息子が寝ているのを確認した後、送られてきたレビュー依頼を読み込みながらあれやこれやとコメントを書き込んでいきました。なんかこの論文「も」コントロールがきちんととれていない典型的な実験で、完全に基本的なところがすっぽり抜け落ちています。
ポジコン・ネガコンのきちんととれていない実験は
これは常に黄金の真実です。何でこんなところを見落としているのだろうというような実験は入っているかと思えば、リダンダントで且つ意味のない実験は入っているし、、、。残念ながらコメントは厳しくならざるを得ません。
基礎的な訓練を受ける段階で、コントロールをきちんと取ることを学ばなかった人は本当に不幸です。結果がバンバン出てると思っても、正しいコントロールを取っていないが為に、最後の最後になって「これアーティファクトじゃん」と言うことになってしまう実験の如何に多いことか。
所詮、ビトロもビボもヒトが再構成を狙って作り出す実験ですから、考慮できる限りのベストのコントロールをとって実験にかからないと、終盤で天から地へと突き落とされることになりかねません。そんな人達がどこにでも沢山居ますから、、、。また、それを隠し通そうとして科学者として絶対にやってはいけないことに手を染める人達も、世の中には沢山居ますから、、、。(トップラボも例外なし!)
お互い気をつけましょう。
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