2011年7月15日金曜日

ブランド

今日はリッチモンドにあるIrish Pubに同じ大学の他の共同研究者とビールを飲みに行きいろいろな話をした。いろいろと言うのは本当にいろいろで、実に大学の内部の事、研究の事、そして今度訪れるボストンの観光の事、そして部外者にはちょっと話せないような事など。ボストンのことに話が飛んだ時、話はハーバードやMITの事等にも話が飛んだのですが、その中でお互いに体験したその手のIVYリーグ校の中の勘違い人間の話が出てきました。多くのIVYリーグ校の中にも日本にも、学校の名前を出すだけが生きがいでそれだけで終わってしまっている人間の何と多いことか。ブランドで身をまとい、自分をその実態以上に見せようとする努力、、、悲しいけど、国を超えてどこにでもある普通の話です。人の形をした孔雀みたいな、、、。
これらの学校を出ている卒業生の中でも、(そして多くの中途退学生も!)本当に凄い人間はアルママータ(母校)の枠など遥かに超えて活躍をしていますから、学校の名前などというものに縛られる必要など「どこにも、何も」無いのです。そして確かにその凄い一連の人間達は大学と研究機関を渡り鳥のように飛び回って居るのが実際です。まともな大人で自分の出身小学校や中学校を懐かしく思いはすれ、自慢してやまない人等が居ないのと同様、高い実力のある人間、豊な実績を積み上げた人間が、自分の出身大学を誇りに思いさえすれ、それをbrag(威張り散らす)する必要が「カケラも無い」というのが本当のところでしょう。
あなたが、もしどこかで自分の出身校の「名称自体」が自分の人生の一大事で有ることを大いに語る人を見たら、人生におけるアチーブメントの少なさを自ら語っていると解ってあげてください。(笑)
一言付け加えますと、そういうものを「全く」必要としない人達が輝ら星の如く居るのも、この国の持つ多くの顔の中の一つの真実なのです。

2 件のコメント:

yamao さんのコメント...

はじめまして
今まで、読み逃げしてましたが、
今回、息子の大学の見学も兼ねて、ボストンに行き、もちろんハーバード大学も見学しました。(ほとんど観光ですが)
で、ボストン在住の方の話を聞く機会があり、ボストンには、学閥、派閥のようなものが歴然とあるというくだらない話を聞き、まさに今日書いていらっしゃるような考えを私ももったので。
ほんとうに、出身大学をひけらかし、聞いてもいないのに、それを語り、それで群れたがる人々がなんと多いことか。
そして、おっしゃるように真の力のある人は、そのような愚かなことをしていないと
私も強く思います。

Small G さんのコメント...

yamaoさん、初めまして。
再来週くらいに、東海岸を舐める様な感じで南はペンシルバニア、北はボストン位までは行こうと考えております。私も上の娘のリクエストに沿ってリベラルアーツ系の学校を中心に廻ろうと思って入るのですが、ハーバードとかは、まあ、我が家にとっては完全に弥次喜多道中レベルの「観光」です。必要な点数だけでなく、ボストンの大学での生活費も御存知のように非常に高くて、とても娘を送り込めません!(笑)私の元上司でNIHのセクションチーフをしているような高給取りでも娘さんをタフツに送り込んだ後、「毎年レクサスを一台ずつ買っては事故で買い直すくらいの買い物してる感じ、、、。」と愚痴ってるくらいですから。
まあ、今回のブログに関しては、yamaoさんのような方には実に「言わずもがな」の事なのですが。自分の日本語練習帳ということで書いてますので、笑ってやってください。今後とも機会ありましたらよろしくお願いいたします。(お子さんはうちの娘ともしかして同級生[うちの娘は今年からシニア]ですかね?)