2010年5月14日金曜日

新しいグラント申請へ

今日は午後のデータ発表会の後Cancer centerのH先生と次のR21グラント提出に向けての基礎データ提出案を互いに検討した。どうも現在得られている実験結果を考慮する限りでは今まで報告されてきた実験結果というのは明らかに間接的な表層の現象をとらえている感じで、一次的な転写翻訳の観察を報告しているものでは無さそうだという点で意見の一致を見た。
サイエンスをやっていく時に一番愉しいのはいろいろあると思うのだが、、、

1)仮説を組み立てていく瞬間
2)実験で仮説が確認された瞬間
3)仮説が裏切られて驚愕の事実が解った瞬間

等々がそういう候補だといえるとおもう。
実際は仮説が裏切られ、迷子になりそうな瞬間の方が多くその時点で次の方向性を打ち出す脳みそが汗をかく時間のほうが圧倒的に長いし、実験自体も10転び2起きぐらいの感じが多いのだが、やはり年に何回かは「おーーーーー」と思える結果が出たりするのだ。(この私のようなレベルのものでさえ。(笑))

やっぱりこの瞬間はやって良かったこの仕事と思える瞬間でもあります。
こんな日は家に帰ってビールを呑むとまた美味いのです。

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