2009年12月24日木曜日

クリスマスイブ

まあ、今日はクリスマスイブということで皆、静かに一日を過ごす。
密かに集めたクリスマスプレゼントを長女と嫁さんがラッピングしていたようだ。

お隣さんからも手焼きのクッキーの差し入れがありこれが絶品!
食う前には期待しても居なかったのだが、思わずその美味さにお隣のスコット氏宅にお礼を言いに行くと、もう一山お裾分けまで戴いた。よくストアで売ってるような「アメリカ番砂糖使いすぎクッキー」では無い本当に上品な味のものだった。クッキーのカリカリ感が特に二重丸。


個人的にはトップのチョコは無くても良かったかなと。

2009年12月22日火曜日

バージニアは大雪

先週末のたった一日の大雪でバージニアは完全に麻痺。
DC,メリーランドも同様に非常事態宣言を出したとのことですが、電気、ガス、水道が問題ない限りは例え外に出られなくとも食うものがある限り問題なしということで幸い我が家は何も宣言せずに済みました。
土曜日は車が外に出ることができず「物理的に」外出できず、日曜は激しい雪かきをしてドライブウェイを綺麗にしたあと恐る恐る車を出してメインロードに出て買い物をしました。
まあ、犬と子供たちは雪に大興奮でしたのでそれはそれで良かったのでしょうが。



しかし雪に慣れていないこのあたりの州はやっぱりちょっと雪が降るだけで事故が増えたりして仲々大変です。州の方は非常事態宣言を出したあと勝手にお休みにしたようですが、わたしはお構いなく月曜は通常出勤で細胞の仕込みとメンテをしました。


家ではうちの駄犬がヒートディッシュの前で日がな寝ておりました。(笑)飼い主そっくりの怠け者です。

2009年12月18日金曜日

鳩山流資産構築術




昔、ある小さな島国に目玉の大きなポッポという渾名のおじさんが住んでいました。
おじさんは幸せなことにお金持ちの家に生まれたため何の苦労もせずに大きくなりました。いつもポッポポッポと言いながら与えられた餌をついばむことに専念していれば良かったのですが、退屈で仕方ありません。そこでこのポッポおじさんはふと思いついてこの国の王様になることにしました。


最初は難しいかと思われていたのですが、お金の力は凄いものです。あれよという間にこのおじさんは自分の住んでいる国を治める王様になることが決まりました。自分が王様になるためにはいろいろと紆余曲折もあったのですが、取り敢えず増五味と呼ばれる取り巻きたちに支えられて今まで自分たちの生活を支配してきた昔の王様を追い出すことができました。しかも、お金の無い人達の圧倒的な支持を受けました。国民は王様が自分たちにしてくれた有り得ない程の沢山の素敵な約束に酔いしれて、熱に浮かされたように王様に万歳を繰り返し送りました。


さて、おじさんが新しい王様になって暫くして周囲に王様に関する良くない噂が立ち始めました。それはどうやら王様のおうちに集まってくる沢山のお金のことでした。王様はもともとお金持ちの家に生まれたので、まあ、お金持ちで不思議ではないと思われていましたが、そのお金の額と集まり方が尋常ではないことに王様を選んだ人たちも気づいてヒソヒソと噂し始めたのです。


もともとこの王様のお母さんは馬車に取り付ける車輪の周りに貼り付けるゴムを売っている会社を作った「橋石」という人の家の娘でした。その娘さんは創業者であるお父様から900億円分の株式を譲り受けていました。そのお金を持ってお嫁さんに来たのです。まあ、それがどうやって無税で受け継がれたかは知らないのですが、その娘さんはやがておばあさんになり息子や娘たちに自分の持っているお金をどうやって国に税金を取られずにコッソリ渡すことが出来るのか知恵を絞ることにしました。だって自分のお金は自分のお金、国民のお金は人の金、自分のお城を守るのが王家の優先事項です。


世の中は難しいものです、ここで昔の王様の家来たちがこの新しい王様に何とか復讐してやろうとこの王様のことを詳しく調べていました。するとこのポッポ王のお母さんがこのポッポ王にお金を残す方法を次のように行なっていたことがわかったのです。まずお母さんは考えに考えた挙句、それぞれ子どもたちに350億円分の株式を一人ずつ分け与える事に決めました。しかしこんなことが下々の者にバレたら息子が王様としてこの国に君臨することは出来ません。そこでこっそり貸付金ということにして株式から出てくる配当金1500万円を毎月毎月自動的に子どもたちの口座に振り込めるように設定していました。
このおばあさんもポッポ王も1500万円くらいの少額のお小遣いなら下々の者は気づかないだろうと思っていました。そこに誤算がありました。このポッポ王、自分が裸の王様と居われているのについぞ気付かず、お母様の言う通りにしていたので、事の重大さに気づくのが遅れてしまいました。1500万円というのは下々の者にとっては大変なお金だったのです。
しかしそこは王様の力。明日のことなど我関せず倉庫に積んであった飴を大量にバラマキました。そのおかげでしょうか、今日配られる飴が甘ければ良いと考える下々の皆さんに強力に支えられて、王政を続けることができたのです。王様の「奪税」対策を取り締まろうとした「検札」という部門の人達も自分の住む国自体が無くなるのを恐れて「常申庶」というものを提出してさえくれれば勘弁してやるということで恩を売ることにしました。


下々の者はそれでも何だか不安でした。この世間知らずのポッポ王子で私たちの国は大丈夫なのかと、、、。でも大丈夫。何も心配しなくて良いよとこのポッポ王を支えている悪沢という人が言いました。この国は暫くして外国の人達の為に必死でお金をばら撒く評判の国となりましたが、それも長くは続きませんでした。
というのもお金のことなどこれっぽっちも考えたことの無いこの王様が次の王様に変わったときに国の倉庫に残っていたのは国民からの借用証書だけであれだけ積み上げられていた国民の金銀財宝はもう煙のように消えていたのでした。外国の人達の歓心をかって良いところを見せようとしたこの世間知らずの王様のおかげで、長い間続いてきたこの国はたった数年でその国を滅亡させる方向へと大きく舵を切ったのでした。




オシマイ。

2009年12月17日木曜日

ホリデーシーズン

もう既にホリデーシーズン真っ只中で、その実感は駐車場の中に駐めてある車の数の減少によって間接的に知ることが出来る。普段は同じ時間には四階まで少なくとも埋まっている多層式の駐車場なども、日付の進行とともに次第に三階、二階とその埋まっている場所が同じ時刻でも下がってくるのでわかりやすいです。
さて、それは別としてクリスマスに向けての家族向けのプレゼントの準備とか結構こっそりやらないといけないので、これが毎年頭を悩ませます。今年も上の娘からそれなりにリストが手に入りましたが、その一覧表を見ても一体何のことだか分からないような商品名が書いてあって困ること多々です。長男には新しいマリオを、次女には何をやろうか迷っているのですが、今イチ、サンタを信じているのかどうかがはっきりしないので両親とも困っているところです。
上の娘はなんと13の時まで信じていましたので。(笑)

家族内の噂では下の娘はなんとハンモックが欲しいとか、、、。調べてみると、やはり高い。

何とか方向性を変えさせなければ!

2009年12月16日水曜日

師走

月曜日はFaculty Meetingでホテルに缶詰。
昨日、火曜Bethesdaまで行ってNIHの昔のラボからいろいろと最新情報を調達してきた。
やはり時代は日々動いて変わっていっているのだなと感じるいろいろな話を聞くことができた。
やはり幹細胞使った色々なレベルの司式工学的な研究が比較的研究費を取りやすそうな印象を受けた。

しかし、自分の場合は癌細胞の研究だから、癌幹細胞(Cancer stem cell)の研究すれば話が早いのかななどとも思うが、、、。ちょっと考えてみるのも面白くはあります。

2009年12月10日木曜日

グラント撃沈

タイトルの通りACSグラント撃沈。
3月の再提出に向けて更にデータの置き換えをするしかあるまい。
評価良かった上に、質問に応えてその全てを書き換えたのに、、、。

まあ、自分の金を取りに行くのを半年先に延長したくらいの感じでいくしかあるまい。

悄気ていてはいくら心臓に毛が生えていてもこの世界、PIは務まら無いので粛々と次のグラントを準備するのみ。それにしてもアーアですよ。自分で準備したクリスマスプレセントが台無しですな。

2009年12月9日水曜日

研究のための予算

車を走らせるにはガソリンが要るように研究を進めるためには研究資金が必要です。
大昔の話などは科学者と言われる人たちがどんな風にお金をとってきたのか読む機会もありましたが、一様では無く、王侯貴族のパトロンが居たり自分自身が貴族で金持かつ研究も趣味でやってたり、などという感じが多かったみたいですね。中にはメンデルのように牧師さんでありながらも興味の赴くままに、素晴らしい観察眼で今日の遺伝学の礎を築いた人も居ます。
翻って21世紀の今はどんな感じかというと、基本的には政府関連の予算が大学人の基礎研究を支えている状態で、それに幾つかの個人や財団レベルでのファンドが財政的な支援をしているという感じだと思います。基礎と応用の両面に亘って幅広く、かつ巨額の資金で推進しているのは民間も同様なのですが、やはりその資金量の驚異的な豊富さは時に新薬などという形で世間に開陳されるワケです。
しかし製薬会社の人たちに話を聞いていると実際に「モノ」になる研究というのは極々わずかの割合であって、それは水面上に現れる氷山の一角などというようなレベルの高い比率(笑)では無いということだそうで。この話を聞いていてもそうだろうなと納得出来るのはこの手の実験を日常的にしている内輪の人間だからであろうとは思いますが、こういう話は研究開発など自分の生活には一切関係ないなどという普通の人達にはどう映るんでしょうか。実際に、こんな話を聞いても一億円の「基礎研究」への投資が実際に「製品として金を産んだ割合が100万円でした」なんて話を聞いたら私は素直にポジティブな意味で「それ凄いね」と言ってしまいそうです。
自分達のレベルに立ち返って話をすれば、実際に億の単位のお金どころかせいぜい千万単位、通常は百万単位の資金で研究を進めている人が大部分で、そのお金すら無いという人も大勢居る訳です。ですから私のような弱小研究者というのはいつでもお金にはピーピーしているわけで、どうやって論文を仕上げ、今まで溜め込んできた研究資産を用いてやりくりするかということに汲々としている訳です。
貧乏曲線というのがありますが、金無い→研究できない→グラントの評価が悪い→金無い→以下同じ、、というようにならないようにすることが切実になってきます。一度大きな予算を掴むとそこで「絶対に」外さないようにしないと大きな予算例えばここで言えばR01などは本当に二度目を継続として取るのが難しいと言われています。要するに与えられた五年のうちに成果を出して研究者としての資質を見せろということなんですね。
無論、ここアメリカでも、大ボスの研究グループの仲間として一口乗っかって研究仲間として研究費のおこぼれを貰うヒトはいます。「賢い人」はそうする手もあるのでしょうが、面白くもなんとも無いので私個人としてはそのような手段には決して手を出さないようにしています。
自分なりに理想かなと思う研究費は毎年2人の賢いポスドクを持っていて、(これだけで真水の資金8-9万ドルかかります。)物品費としては3万ドル位あればという感じですので15万ドルくらいの予算でしょうか。しかしこれは単一のR01ではカバーしきれないことが殆んどです。
では私くらいの年齢で単独でR01二つ持つ?まず無理です。今のR01の初取得平均年齢は驚くほど高齢化してきています。最初の頃四十前後だった初取得の年齢はこの二十数年間でそのまま年ごとに高齢化している感じで、すでに四十代ではありません。確か50大半ばだったのではないかと思います。

世の中そう甘くはないですね。w

2009年12月8日火曜日

Parking Permit 駐車許可証(障害者用) 続き


前回、障害者用の駐車施設について書きましたが、結局、実物はこんな感じです。見れば解るように、障害者駐車許可証のマークの無い車はその隣から駐車が始まっていますよね。
御覧のように通常店に近い側に二台から三台分ずつそれぞれの列(アイル)にこのようなスペースが有って、時には電動で動く大きな車椅子搬出タイプのバンのためにわざわざ(for VAN)と書いてある追加のスペースも有ります。
実はこういう追加スペースというのは身体精神障害者にとどまらず妊婦さん用にも別に割いてあります。BABYs"R"usやここでお見せしているtargetなどにとどまらず、スペースをたくさん持っている店舗には、大抵の場合コウノトリのマークなんかが入ったスペースも幾つか確保して有ります。これなんか合理的ですよね。子持ちの奥さんを持つ旦那さんのみならず、自分のお腹自体が大きくなっている妊婦さんなんかにもこういう優しさが向けられているんですね。

2009年12月7日月曜日

W&Mに負けるとは、、、

先週末のW&Mとの試合に75-74で負けている。

いくらオクラホマを破っても、ロードアイランドを破っても、こんな弱小との試合を取りこぼすようではとてもこの先の見通しは暗いと言わざるを得ない。
ニュースを見た瞬間、全身脱力。君たち何やってんの?と思わず言って椅子の後ろに仰け反ってしまった。W&Mは超伝統校ではあるがそれは司法関係、社会科学関係の米国の有名校であってバスケットは決して上位を狙う可能性があることはなく(敢えて万年下位とは言いませんが)、学校にとってはおまけでしか無い。そこに取りこぼしのように負けるようではイカンですよ。

ああ、がっくり。ああ、がっくり。ああ、がっくり。

どうしたJoey Rodriguez!


今後の奮闘を祈る。

2009年12月4日金曜日

Parking Permit 駐車許可証(障害者用)

以前から書こうと思っていた事の一つが障害者用の駐車許可証のこと。
アメリカに来て真っ先に「おお、なんでこれが日本に無い?」と思った事の一つがこれ。多分、こちらの商業用施設や公共施設に法律があるのだろうけれども、どんな小さな店先にでも(公共施設では当たり前なんですが)必ず、障害者用の駐車施設があります。
二、三台しか止められない店先ならその一台分を、郵便局程度の二十台くらい止められるところなら五台分程は、そして学校や大規模施設になるとその正面玄関や裏口のドアに一番近いところが一列ずらりと障害者用などというのは全くの普通の光景です。実は私の息子にmild mental retardationがある為に、小児科医に診断書を書いてもらってDMVに申請書を出したところ、申請登録している車の台数分だけ許可証を送ってくれます。許可期間は一回ごとの更新で5年。私の息子の場合は指示を聞かずに車から飛び出していくので、駐車場内のタダでさえ危ないエリアをウロウロする距離を少しでも短くする事ができて「本当に」助かっています。
無論この手の許可証というのは倫理的な問題をはらんでいて、不正使用する者も居ます。不正使用が発覚すると、許可証の取り上げと再発行の停止、罰金、場所によっては軽く十万円以上の罰金です。それ以外にも何か有るのかもしれませんが、許可証には最低限そう書いてあります。私も息子を車に乗せていない時は決してこの権利を行使しません。しかしながら気をつけてよく見ていると明らかに元気ピンピンの人間(特に買い物に来ているおばちゃん)でこの権利を悪用していると推定される人物も居ないわけではありません。たしか、十年ほど前、アメリカの有名大学かなんかのバスケットの選手だったかでこの権利を悪用していることが判明して非難轟々の嵐の洗礼を受けた挙句、大学を追放になった生徒たちがいたと記憶しています。
要するにどこの国においても要は「人の倫理観の質」がこの許可証の行使というのには伴うわけですね。「ハンディキャップがあればそのハンディを合理的に取り除き普通人と同じように生活する手立てを法の力で準備する」これが現代の法治国家のあるべき姿だろうと思います。
この許可証をルームミラーに引っ掛けて掲示しておけば、消火栓の近くか緊急車両のアクセススペース、もしくは駐停車禁止の場所、駐車によって危険を生期せしめるような場所以外であれば無料で四時間を限度に路上駐車できます。それは有料の路上パーキングメーターの設置場所でも同じです。(コイン投入は不要ということ)
車なしでは一日が始まらない国においては車は靴と同じレベル。車に乗っているから金持ちであるとかいうようなことはもう第二次世界大戦前の話で、それが皆に行き渡っているという前提ですべての話が組み立てられていますので、この手の許可証や障害者の駐車スペースに関しては数多くの保護措置とともに罰則が明快に示されているのだろうと思います。

今度駐車場の普通の写真を撮ってお見せしましょう。

2009年12月3日木曜日

思い通りの日本語入力 (まであと一歩!) - Google 日本語入力

Google Japan Blog: 思い通りの日本語入力 - Google 日本語入力


昨日、メルマガで配られる記事を読んでいたらグーグルが日本語入力をタダで配り始めたというのでまずは機能チェック。インストールは簡単でヘルプにある指示に従って次々と設定を変更していくだけでした。渡しの場合は純粋な英語版のXPに日本語環境をのっけて使ってましたので、これでもうひとつの賢い選択肢ができたことになります。
日本語を打つのに試しにこのブログを書き込んでいるのですが、なかなか良いです。今まではMSのデフォルトを使って日本語を使っていたのですが、余りの馬鹿さ加減に時々苦笑してしまうレベルでした。グーグルの作った奴、候補の多様性と時事用語に対する対応が良いですね。わざと難しい医学用語なども打ってみましたが、ガチで一発で正しい変換候補が出てくるのにはちょい驚きです。これは医学関係者にはデフォルトの変換メソッドになるのは間違いないですね。同じことはきっと他の専門分野でも同様であると容易に推測できます。医学用語には一般に通用しているのとは違う振り仮名を振っていたりするものも多く、結構入力者側が気を使っていないと誤った漢字が入力されてそのまま気付かずというようなことになりがちです。
ただ、こうやって入力していて気がつくのは、文章全体の流れから次の連文節に入ってくるべき漢字の正しい候補を予測するという機能は無いのではないかなという気がするのですが、、、。有るのかな?そう思えるレベルです。まあ、ベータ版ですからこれからチューンアップという奴が進んでいくのだと思います。そこに期待。ところで「いわゆる」という漢字が出てこないのはなぜだろうか、、、ちょい不思議。
もうひとつ疑問なのは、自分の学習結果はログインしている限りその後の変換結果に反映されるのかということ。まあ、説明書の中に書いてあるのかもしれませんが、そのへんは開発者の方も十二分に考えているはずなので私が疑問を差し挟む余地はあまりないかとは思います。
他人事にしても心配なのは日本の某大手日本語入力機能作成をしている会社。株式を公開しているかどうかも知りませんがなんだかこれで株価が下がりそうな気がするのは私だけでしょうか。

2009年12月2日水曜日

データの洗い直し

今日は一日じっくり時間をかけて過去のデータを再検討し実験が上手くいってない部分について考察を加えてみた。その結果、どの部分が原因で上手くいかないのか学生に対して適切なアドバイスを与えることが出来た。実に「コロンブスの卵」的な結論だったのだが、わかってしまえば答えなどというのはこんなものなのだということ、、、。

誠に同じことの繰り返しで、失敗の原因究明は解ってしまうと「なんじゃそれ」というような事ばかり。
何事にも思い込みというのは人間から消え去らないですね、、、。
Cogito, ergo sum等という言葉は凡人には無縁のようです。orz

だからといって、逆に、成功している時に何故そうなるかの原因追求自体も我々の仕事なのですが。
因果な商売です。(笑)

2009年12月1日火曜日

世紀の難問・リーマン予想ー天才達の闘い



ζ(s) の自明でない零点sは、全て実部が1/2の直線上に存在する。

リーマン予想のことは数学マニアの自分としては随分昔から知っていて、いろいろなところでラマヌジャンやオイラー、アーベル、ガロア、リーマンに関する本を頼りにその問題と闘ってきた古今東西のキラ星のごとき天才達の話を見聞きしてはいたのだが、こうやって映像としてまとめられるとその問題が如何に数多くの尋常ならざる天才達の挑戦を退けてきたのかが改めて俯瞰できた。
ド・ブランジュといえば随分前にビーベルバッハ予想の解決で、その頭脳を高く評価されたのだが最近は狼少年などと呼ばれているとウェブ上には記述されている。しかしそんなことどうでもええよな~、と私は思う。この証明がこの人自身にとって命を懸けてでも取り組むべき孤高の目標として存在し、こんなヨボヨボの歳になっても眼を爛々とさせて魂を燃焼させられるものがあるということのほうがよっぽど素晴らしいし、羨ましいと凡人の私には思えた。少なくともこのじいちゃんを笑う資格など私にはかけらも無いことだけは確かだ。
それにしてもこの予想が解かれる過程とその先に待ち構えているものは何なのだろうか、間違いなく素数の研究において人類に次の知的レベルでの挑戦を保障する一ページになる事だけは間違いなさそうだ。それにもう一つ心配なのは、、、、公開鍵暗号という素数の現時点での非予測可能性に護られた機密を解く世界の出現によって現在の色々なシステムレベルでのセキュリティーについては根本から見直さなければ成らない世界が到来するのではないかということかも。まあ、私が心配してもどうなるものでもない世界ですが、天才の成し遂げた仕事を基に更なる天才がその厚い霧を完全に吹き払う日が明日来ないとも限らないのですから。
それにしても素数の世界の研究はもう遠く凡人が及ぶようなものではないのだなということだけはコンヌの論文のPDFをちらりと見るだけでも直ちに理解できますね。理解出来ない事が理解できる。何だか寂しい気が強います。(笑)
少なくともサリエリは映画の中ではモーツアルトの音楽の美しさだけは鑑賞出来たのですから。